基準の話

COBOLやPL-1、Cの時代は「バグ率」は品質のひとつに過ぎなかった。所が最近は品質=「バグ率」と皆考えるようになった。少なくとも私にはそう思える。

SIerの優秀なSEもバグ率には熱心だが、変更性、解析性、環境性、規格性等々の品質は測ろうともしない。 何故か。 測り方を知らないのだ。 
バグは客観的に指摘できる。だが其れ以外の品質指摘には基準が必要だ。基準が無ければ人により正解が変わる。 

何度かシステム品質について調査をしたことがある。なるべく客観的に調査をするが、それでもやはり「私だったらこんなことしないな」という箇所が多々出てくる。 然し基準がない。結局品質が悪いという結論をだせなかった。

品質を判断するには基準が必要だ。然し多くのプロジェクトは残念ながら殆ど其れを持っていない。