STAP細胞

小保方女史のSTAP細胞。この世紀の発見の本質は汎用化と多態性である。どの業界に於いても技術者にとって汎用化&多態性はエキサイティングだ。

それにしても、小保方女史のアプローチは斬新でネイチャー誌に酷評される程というから驚きだ。レビューアに「生物界を愚弄する」とまだ評されたのだ。つまり、そのレビューアにとって相当の驚きだったのだ。その点でも彼女は注目されている。偉業は認められた。彼女はネイチャー誌を越えたのだ。

少しググると論文の内容が見えてくる。

http://aasj.jp/news/watch/1069

どうやら「酸に体細胞を30分つけるだけで万能細胞になる」という内容の論文である。彼女は論文を完成させるまでに5年という歳月をかけたが非常にエキサイティングな内容であるためネイチャー誌に掲載を拒否された。勿論彼女の証明に至るまでの論理構築に不備があったこともある。だが、アプローチ自体が斬新で証明などできるわけがないと評されたわけだ。

今ごろネイチャー誌のレビューアは苦虫を潰した顔をしているだろう。痛快だ。

iPS細胞が霞んでしまったというのは微妙だがどちらも長短あるだろう。出来れば両方の研究を続けてほしい。日本主導で。