ソフトウェアの寿命

ソフトウェアの寿命とは何時か。

誰もが認めるのは、寿命はソフトウェアが使われなくなった時である、という考えだ。

企業システムの多くは長期運用が前提だ。運用されなくなれば寿命がきたと云える。その寿命が早ければ開発費を回収できなくなる。

では寿命を延ばすにはどうすればいいか。どうしようもない。そんなことは不可能だ。システムの寿命は設計が終わった時点で決まっている。

開発者の責務は、日々変わりゆく要望に耐え長く使われるシステムの構築である。

では長く使われるシステムとはどのようなシステムか。それは拡張や変更に強いシステムである。10年も経てばシステムに求められる要求は変わってくる。それに応えるには拡張と変更に強くなければならない。

では具体的に寿命の長いシステムを構築するにはどうしたらいいか。オブジェクト指向設計デザインパターンはまさにその解なのである。