要求仕様書の正体

要求定義の最大の難所は次の確認である。

⑴顧客の真の要求をベンダーが理解しているか(機能要求と非機能要求)

⑵予算と期日を守れるのか(実現性)

要求定義工程ではベンダーが「叩き台」を元にヒアリングをする。その結果が要求仕様書となる。だが、これはノウハウがなければできない。失敗する。出来損ないの要求仕様書が成果物となる。

なぜ、間違った仕様書や不完全な仕様書ではなく曖昧な仕様書なのか。其れはベンダーが自分達の失敗を隠すのに都合が良いからだ。曖昧な仕様書からは何も読み取れないのである。