GOA

どうすれば曖昧な仕様書を見つけることができるか。

この問題に対する答えは簡単ではない。これまで多くの者が取り組み、そして挫折してきた。

しかし出来ないことではない。画面の必須項目チェックや桁数、型、和名、英名などの制約、関連性や整合性など、仕様書の明確な項目(センテンスを含まない箇所)を「ツール」を使ってチェックし曖昧さを除去することはできる。場合によってはセンテンスでもチェックは可能だ。

こういうと「いくらなんでも全てを明確には出来ないだろう」と思う方もいるかもしれない。勿論そうだ。全てを明確になど出来ない。だがする必要などそもそもないのではないだろうか。最初は一部で良いのだ。それだけで仕様書の精度はあがる。そしてそれを確認したら徐々に範囲を広げていく。最終的には仕様書の全てをカバーする。

また精度の高い仕様書はプログラムの自動化を可能にする。パターンに合致した仕様をプログラム自動生成することは難しいことではない。

仕様書チェックツール仕様書の曖昧さを除去し、ジェネレートツール仕様書からプログラムを生成する。私はこれをGOA(Generator Orientaed Aproach)と呼んでいる。GOAはこれからのシステム開発の基軸となる可能性を十分秘めている。