ファサードクラス担当者の苦労

ファサードと言われてイメージするのは、帳票ファサードであり、ネットワークファサードであり、ログファサードであり、DBファサードである。要するに外部システムにアクセスできる「簡易API」としてのファサードである。

ファサードのメリットは何であろうか。

例えば従業員情報DAOのようなファサードがあれば、プログラマは従業員情報を検索する機能を「簡単に」作成できるようになる。「簡単に」というのは短いステップで、という意味ではない。APIを勉強しなくても、という意味である。

勿論ファサードそのものは誰かが作らなければならない。つまりファサード導入には、勉強嫌いな我々の代わりに誰も知らないAPIを勉強しファサードを作る「生贄」が必要なのである。